癌の転移は早い|早期発見が運命の分かれ道

看護師

治療と喫煙

カウンセリング

様々な検査によって肺がんと診断された場合は、治療をすることになりますが、より効果的に治療をする為様々な工夫がなされます。まず、肺は他の臓器に比べて様々な組織で構成されています。一口に肺がんと言っても肺のどの部分にがんが発生するかで有効な治療方法は異なります。例えば、肺がんの中でも小細胞がんとよばれる種類のがんには化学療法の効果がとても大きいため、抗がん剤での治療が主になります。一方、同じ肺がんでも腺がんと呼ばれる種類には抗がん剤はあまり有効ではない為、手術を行ったり放射線療法といった治療法が用いられます。また、肺がんは肺に対する治療のため、呼吸に大きな影響を及ぼす場合があります。そのため、治療中は患者の体力にも常に注意しています。

喫煙は肺がんにとって最も発症リスクを高める物だと世間一般では言われていますが、実際どの程度の因果関係があるのでしょうか。肺がんを発症した患者さんを調査したところ、実に9割以上の患者さんが喫煙者だという事が分かっています。毎日タバコを吸っている人と、全くタバコを吸わない人の死亡リスクを調べてみても普段タバコを吸っている人は吸っていない人の4倍以上にも上ることからタバコと肺がんは大きく関係していることは明らかです。また、タバコを吸っている人はタバコによって肺の機能が低下してしまっていて肺気腫や心臓病を併発していることも多く、肺がんだけにとどまりません。また、喫煙者の肺がんはより悪性度が高くなりやすい傾向があります。